サッカー選手の中で一番の花形はどこのポジションはどこでしょうか?得点を上げるフォワード?
ゲームを組み立てる中盤の選手?好みによっては相手の攻撃を跳ね飛ばす屈強なディフェンスラインや、最後の砦であるゴールキーパーなんていう人もいるかもしれません。
その中で最近のサッカー界はより要望がハイレベル、贅沢になっていて、「点を獲ることも出来てゲームを作ることも出来る選手」がその候補の筆頭となっています。
そんな条件をクリアする選手の中で代表的な選手が、2017年現在、バイエルン・ミュンヘンに所属しているコロンビア人のスーパースター、ハメス・ロドリゲスです。
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ハメス・ロドリゲスってどんな選手?

少しサッカーに詳しい人であればハメス・ロドリゲスが2014年ブラジルワールドカップのゴールデン・ブーツ賞、つまり「得点王」に輝いた選手だということを知っているでしょう。
彼が所属していたコロンビア代表は2014年ブラジルワールドカップでは準々決勝で敗退しました。
出場試合数が5試合しかない選手が得点王に輝き、そしてその得点王に輝いた当時の年齢が23歳という若さから、彼の可能性は無限の広がりがあると一気に世界の大注目選手となりました。
そんなハメス・ロドリゲスとはどんな選手なのか?
サッカー選手としての彼と、人間・ハメス・ロドリゲスとしての彼と、二人の彼にはどんな魅力が秘められているのか?を、今回は少し研究してみましょう。
ハメス・ロドリゲスのキャリア
彼がその存在を、世に知られるようになったのは、17歳の頃から。
コロンビアのプロクラブからアルゼンチンのプロサッカークラブに移籍した彼はその年に(18歳にもかかわらず!?)アルゼンチンリーグでフル出場して、大事な試合でことごとく得点を上げる活躍をしました。
これは今も昔も変わりませんが、「南米で優秀な選手がいれば、どこのクラブよりも先に自分のクラブに引き入れたい!」と、虎視眈々と狙うヨーロッパ各国のスカウトの目に、ハメス・ロドリゲスの活躍が目に止まらないはずもなく、彼は19歳にして海を渡り、ポルトガルのトップクラブである「ポルト」に移籍しました。
南米の若い選手は、「青田買い」のようにヨーロッパに移籍しても、その環境の変化や、そのクラブのサッカースタイルに合わず、挫折したり成長が止まったりする選手が少なくありません。
ですが、ハメス・ロドリゲスはそんな杞憂はまったく心配いらず。ポルトでも大事な試合になればなるほど活躍し、最も若い年齢での得点王も獲得。

こうなればサッカー選手の自然の成り行きとしてもっと上の、もっと高いレベルのクラブへと移籍(出世)していきます。
彼が選んだ次のクラブはフランスリーグのトップクラブである「モナコ」でした。
コロンビア人としてハメス・ロドリゲス以前のスター選手は、「ファルカオ」でしたが、彼はそのファルカオを凌ぐ移籍金でモナコに移ります。
2014年ブラジルワールドカップが開催される前の年です。
そしてブラジルワールドカップの得点王と、まさに順風満帆、サッカー選手としては向かう所敵無しの快進撃です。
そしてワールドカップが終わり、当然のようにあらゆる一流クラブが彼に魅惑の条件を提示して、移籍話が勃発。
そんな中、多くのプロ選手同様にハメス・ロドリゲス自身が「最終的にレアル・マドリーの選手になるのが自分の夢」と語ったことが決定打となり、その夢が早くも実現しました。たった4年の間にレアル・マドリードの10番という夢のユニフォームに彼は身を包むようになります。
しかしながら、これもレアルに移籍した多くの選手が味わったように、一流選手が常にロッカールームを占拠するレアル・マドリー。
次々に超強力な移籍選手が入ってきて、彼は次第にポジションを失い、また不幸な怪我の影響もあって、レギュラー選手というポジションから少し後退します。
監督との確執が噂されるようになり、とうとうハメス・ロドリゲスの勢いも止まったか?に、見えたその翌年の2017年。
元レアルの監督であるアンチェロッティが監督を務める、これも間違いなく世界のトップクラブの5本の指に入るドイツの名門「バイエルン・ミュンヘン」へ移籍をし、ハメスはドイツの地で再び輝きを取り戻しています。
ハメス・ロドリゲスのプレイスタイル
「得点を獲れる選手はゲームを作ることが出来ず、ゲームを作る選手は得点が少ない」それはサッカー界のセオリーです。
あのクリスティアーノ・ロナウドはゲームを作る選手ではありません。メッシもそうですし、ネイマールもそうでしょう。
そんな中でハメス・ロドリゲスは、この両方の要素を兼ね備えた、数少ない選手の一人と言えます。
得意技は強烈なミドルシュート
もっとも得意なプレーは、ペナルティーエリアの外から、左足一振りによるミドルシュート。
その振り幅が恐ろしく小さく速いので、まるでドリブルの延長のようなボールタッチから、強烈なシュートを放って、ゴールキーパーが反応できないようなシュートを放ちます。
もちろんそのシュートは正確無比で、距離があるのに滅多にゴールマウスを外しません。
彼が一躍有名になった試合の多くは彼のこのミドルシュートが炸裂しています。
当然そのプレーを警戒する相手のディフェンダーが守備を強化するためにマークを厳しくすると、それをあざ笑うかのように、軽やかなボールタッチで相手をかわす技も南米選手特有のリズムで抜群のレベルなので、相手は本当に厄介です。
もちろんパスも正確で、周りを使うセンスも抜群ですので彼がチームにいるかいないかで、そのチームの戦力は大きく変わるでしょう。
名プレイヤーも絶賛を語る
「ハメス・ロドリゲスがボールを触ると何かが起こる」「味方はまずは彼にボールを渡すべき」そういう評判を貰う選手は、世界中の中でそうはいません。
バイエルン・ミュンヘンのエースストライカーであるレヴァンドフスキはハメス・ロドリゲスについて「彼がいればよりゴールのバリエーションが増えるし、チーム全員が幸せになれる」と語るほどです。
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また、ポジション的には彼のライバルとなるであろうトーマス・ミュラーでさえ「ハメスの攻撃がこの試合の全てであり、ハイライトには全て彼がいた」と言っています。
怪我からの復調と、レアル・マドリーからバイエルン・ミュンヘンに移って環境の変化がマッチしたのか、最近のハメス・ロドリゲスは今やチームになくてはならない選手になっています。
ハメス・ロドリゲスのプライベートは?
さて、そんな若くしてトッププレイヤーに登りつめたハメス・ロドリゲス。
その端正な顔つきも併せもって、さそがしモテるのだろう・・・、さぞかし浮名を流しているのだろうな・・・と思いますが、そこは気になるところですね。
実は彼は早くして結婚しています。結婚相手はアーセナルのゴールキーパーであり、同じコロンビア代表のゴールキーパー・ダビド・オスピナの妹。
ハメス・ロドリゲスが19歳の時です。その歳には早くも長女が生まれ、まさにサッカー選手として家族とクラブのためにプレイするスタートを切ったのでした。

ところが、6年後の2017年に、離婚を発表。その陰にはある一人の女性の存在があるのでは?というのがもっぱらの「サッカー雀」の酒の席での話題です。
その女性とは?レアル・マドリー時代にクリスティアーノ・ロナウドとのパーティーで出会ったロシア人のスーパーモデル・エルガ・ロベカリティ。
そこで彼女からハメスは「私はずっとアナタの大ファンだったのよ」と、猛烈なアタックを受けたというのです。

可愛くも美しく、そして抜群のスタイルを持っている女性から猛烈に言い寄られて、フラフラしない男性ってどれぐらいいるでしょう?
もしそれが原因で離婚まで進んでしまったとしたら・・・?そう思うとハメスにはどこか同情的になりますね(苦笑)。
コロンビアのスーパースターのハメス・ロドリゲス。
ロシアワールドカップでどんなプレーを見せてくれるのか?
たとえ日本代表と戦うコロンビア代表のエースと言えども、単純にサッカー選手として注目せざるを得ないと思います。
またハメス・ロドリゲスの立場でいうと・・・元妻の兄であるゴールキーパーと、離婚の要因となった?噂の恋人の国のピッチで、どんなプレーを発揮するのか?やはりこれも興味津々です。