中学高校時代は全く無名だった小関也朱篤選手
プロの水泳選手で今注目を集めている小関也朱篤(こせきやすひろ)選手。名前の読み方が難しいですが印象的な名前ですよね。しかし、中学高校時代は全く無名の選手でした。

多くのプロと言われる選手たちは、もちろん生まれ持った才能も有りますが、それ一筋で練習に励んでいます。しかし、小関選手の場合、転機が訪れてきたのは大学時代の時でした。
憧れていた北島康介選手
水泳男子平泳ぎ200メートルで、小関也選手は、あの北島康介選手の持っていた日本記録の2分2秒95を超える、2分2秒03でゴールし、その記録を塗り替えました。
しかしその裏には半端ない努力があったのです。転機となった日本体育大学時代の先輩に北島康介選手がいました。
大学3年までには、自由形をメイン種目とし、ひたすら泳ぎこむという練習を行い、パワーだけをつけることに努力をしていました。
同時に大学3年生の頃から、平泳ぎの練習も増やし始めた小関選手。先輩でもある北島康介選手の泳法を研究し始めました。
その結果、急成長を遂げて大学4年生の時には自由形ではなく、平泳ぎ100メートルで「ユニバーシアード」と「東アジア競技大会」で優勝。
さらに、2013に行われてたジャパンオープン男子100メートル平泳ぎでは、憧れの北島選手と接戦を行い2位という成績を収めました。
その後も成長し続け、さまざまな大会で、優勝や金メダルを獲得。そして、北島選手の記録も破り、第90回日本選手権では男子100メートルでは、初の日本選手権を制覇しました。
男子200m平泳ぎで小関也朱篤選手が優勝、渡辺一平選手が2位で共に派遣標準記録を突破し、リオ五輪代表入りが内定!注目された北島康介選手は5位。リオへの切符を勝ち取った2選手に期待しましょう! #トビウオジャパン pic.twitter.com/4ekzEzn1Yf
— トビウオジャパン (@tobiuojapan) 2016年4月8日
小関選手にとって北島選手は憧れの存在からライバルへ、そして師匠、最後にはそれを超えてしまいました。
小関選手がここまで成長するまでにはさまざまな苦労がありました。自由形の練習で平泳ぎのタイムを伸ばすというコーチの指導と、それに従った小関選手のコーチへの信頼などをうかがえます。
また小関選手は北島選手をはじめとし、国内外問わず平泳ぎのレース映像をよく見て研究するほどの熱心さもトップクラスの選手になることができた要素ということができるでしょう。
すでに結婚されている小関選手。
1992年3月14日山形県鶴岡市出身で現在24歳の小関選手ですが、ミキハウスに入社した社会人1年目の2014年に入籍されました。
その記念日が、11月22日のいい夫婦の日ということで当時、話題となりました。結婚相手の方は、一般の方らしく、お名前や年齢などは公表されていません。
社会人になってすぐに結婚されているので、もしかすると学生時代からのお付き合いがあったのではないかと思われます。
小関選手の練習の様子などをみるなら、とても誠実な感じがうかがえるので、家庭を守りながら水泳選手としても成果を上げてくれることが期待できます。