初のオリンピック出場となる内山由綺選手とは?
今回初のオリンピック代表に選ばれた内山由綺(うちやまゆき)選手は、1998年1月13日東京都町田市出身の18歳。

スポーツで盛んな高校として知られている帝京高校アスリート科を卒業しています。
身長は158cmと普通ではあるのですが、他の代表選手がみんな小柄なので大きく見えてしまいますよね。
体操を始めたきっかけは?
お母さんとお姉さんがきっかけとなり、体操を始めました。

もともと体操選手だったお母さんは、日本体育大学卒業し現役引退後は、体操教室の指導員をしていました。
内田選手を出産して3か月後には指導員を復帰、つまり、内田選手は生後3か月から体操に触れることになります。
もちろん、その当時の記憶はない内田選手ですが、物心つくころには、お母さんの体操教室が遊び場になっていたと語っています。
しかし、内田選手のお母さんは体操ではなく、肩幅が広かったので水泳をやらせたく、水泳教室に通うようになりました。
練習後にお菓子をもらえるからと渋々通っていた内山選手でしたが、お姉さんが体操をしていたところへ付いていくようになり、体操を始めることになりました。

その後、さまざまな大会に出場することになります。着実に実力と技術力を身に着け、順位を上げていきました。
内山選手はとても情熱的。
体操を始める前までは、人前で話をすることができず、いつもお母さんの後ろに隠れていたという内気な性格の持ち主でした。
体操女子は1964年のオリンピック以来、メダル獲得をしていない状況です。
一方、体操男子は現在までに合計94個のメダルを獲得して、その数は世界一と言われています。
そのような状況を内山選手はよく把握されており、自分がメダルを獲得することにより、自分よりも年下の世代がもっといい環境や待遇で練習することができるようにしたいと考えているようです。

そのため、元体操選手の田中理恵さんにアドバイスをたくさん求めています。
以前の内気な内山選手とは程遠い、だれよりも体操界のことを考えるとても情熱的な選手なのです。
また人に質問しアドバイスを求めるという素直さや謙遜さなどは、これからに演技の上でもプラスになる材料ともいえるでしょう。
腹筋力がスゴイ!
体操選手は空中で綺麗な姿勢を保つため、腹筋や背筋などの体の中心にある筋肉をしっかりと鍛える必要があります。

内山選手はいつも立ち姿や身体の線がとても綺麗に見せることができているので、相当鍛えられている腹筋を持っています。
その鍛え抜かれた筋肉で見せてくれるリオデジャネイロ五輪での本番、メダル獲得という期待に応えてくれることでしょう。