体操界のニューヒロイン杉原愛子選手が”ひねり姫”として親しまれている訳
身長146センチ、体重36キロという小柄な体型をもつ杉原愛子(すぎはらあいこ)選手。

昨年2015年7月に行われた体操のアジア選手権で個人総合優勝をし、また、日本を団体優勝へと導いた、体操界のニューヒロインと注目されています。
”ひねり姫”と呼ばれている訳。
杉原選手が持っている最大の技が、ひねり技にあるため、ひねり姫という愛称で親しまれています。
特に難しいと言われている、床のE難度の技である「後方伸身宙返り3回ひねり」を見事にひねる身体能力を備えているのです。

空中で3回ひねっても身体の軸がいっさいぶれることなく、頭の高さが全く変わらないこの技をできるのは。厳しい練習によって鍛え上げてきた肉体とその努力の証拠ということができるでしょう。
神技ともいえるこの技、メダル獲得候補間違いありません。
現在、女子高生の杉原選手。
1999年9月19日に生まれで、現在16歳の杉原選手は、大阪にある女子校の梅花高等学校に通っている女子高生です。

梅花高等学校は、107名のタカラジェンヌを輩出している有名校です。そこでは、芸術や表現力に特に力を入れています。
もちろん杉原選手もバレエのレッスンを受け、それに付いている先生も、元タカラジェンヌです。
体操で鍛えている肉体に、バレエの動きを取り入れることにより、競技の表現力という点でプラスされ、ますます演技に魅力をかけることができています。
リオデジャネイロ五輪へ向けて練習の日々。
とっても小柄な体型をしていることから、高校生よりも幼く見えてしまう杉原選手ですが、鍛え抜かれた筋肉は人並み以上です。

腹筋は硬くて、まるで板チョコのように割れているそうです。
学校が終わった後は、ヴォラーレ体操クラブでトレーニングを行うことが日々の日課となっている杉原選手は、体操女子個人総合の種目すべて、つまり、跳馬・段違い平行棒・平均台・床のメニューをまんべんなくこなすため、自宅に帰るのが夜11時をまわる日もあるようです。
とても練習に熱心に励んでいるのは、大きな夢、つまりそれは、リオデジャネイロ五輪と東京五輪に出場して、個人総合と団体で3位以内に入り、必ずメダルを獲得する!という夢、目標があるからです。
すでにアジア選手権で個人総合の優勝を果たしているので、着実にその夢を果たしています。
来月行われる五輪でもその夢をかなえるために完璧な演技を見せてくれることでしょう。杉原選手の夢が叶うことを応援しています。