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リオ五輪ゴルフのルールとコースの難易度は?注目選手とメダルは?

リオ五輪で復活となったゴルフ競技。日本でもおなじみのスポーツでメダルの期待もかかりますが、選ばれた経緯やオリンピックルール、コースの難易度から注目選手を解説していきます!

何で今回からゴルフ競技が復活したの?

今回のオリンピックから採用されたゴルフ、実はロンドンオリンピックの時にもすでに追加が検討されていました。

野球とソフトボールが除外されることにより新たに2競技を追加する際にゴルフが検討されていたのです。

しかし最終的にはまとまらず、結果的には2競技追加する案は見送られてロンドン五輪は北京五輪より2競技少ない26競技での開催となりました。

ですから、今回のリオ五輪においては、オリンピック憲章で定められているとおり、競技数を最大数である28に戻すという方向で協議が進められていたのです。

そして開催にあたり、方針が決められました。

それは運営のコンパクト化、男女の共同参画、様々な国・地域を含めた「真の国際化」です。

この3つのテーマに合致したのがゴルフと7人制ラグビーだったということで、この2つが採用されました。

ゴルフ開催における多くの利点

例えば、ゴルフでは4日間という短い期間で開催できるため運営がコンパクトに収まる利点があります。

タイガーウッズなどの世界的に有名な選手がいること、世界的にもメジャーなスポーツのためスポンサーの獲得が比較的容易であることも理由にあるようです。

「世界にゴルフを普及させたい」と願うロイヤル・アンド・エンシェントゴルフクラブ・オブ・セントアンドルーズや米国ゴルフ協会が中心となっている国際ゴルフ連盟と国際オリンピック委員会の意向をくみとったときに、五輪にゴルフを追加させようということになったようです。

確かに日本でも、ゴルフをやっている一般の方を見ると、中流階級から上流階級と思える方々がマジェスタやレクサスを乗って一回何万円もするコースを優雅に回ったりと、何百万もするようなゴルフの会員権をかったりなどとても身近なスポーツとは言えないように思えます。

でも、実際世界規模で見たときにはゴルフが広い地域にわたって親しまれていることが分かります。

ですから、他の協議参加国よりも参加国のバリエーションが期待できる点で国際化を表すのにはもってこいの協議と言えるのかもしれません。

しかも、ゴルフに詳しくない人たちでも知っているゴルフのベストプレーヤーたちが出てくるということで、ゴルフに詳しくない人たち、そこまでゴルフに興味がない人たちでも楽しめるシステムに調整されているので、すべての人がリオ五輪のゴルフ競技を楽しんで見れること間違いないでしょう。

予選落ちもないので、気に入っている選手のプレーを最後まで見ることが出来るのもテレビ視聴者には嬉しい構成ですね。どんな選手が出てくるのか楽しみです。

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代表の選考方法、普通のゴルフとの違い

それにしても、複雑な選手選考方法。5つの出場資格が提出されています。

1.出場選手は男女とも60人ということなので120プレーヤーが参加できます。
2.各国の出場選手は2016年7月11日時点のワールドランキングによって作られるオリンピックランキングで決定されます。
3.原則1か国2人までとされていますが、ワールドランキング15位以内であれば最大4人まで出場可能。
4.5大陸(アジア、アメリカ、アフリカ、オセアニア、欧州)で男女とも最低1人は出場枠を確保される。
5.ホスト国のブラジルは最低1枠を確保できる。

なんとなくわかったようなわからないような複雑な仕組みになっていますが、まずゴルフではワールドランキングというものがあります。

様々なツアーの獲得ポイントを集計してランキングが決定されるものでプレーヤーの腕が問われるといえます。

現在ではワールドランキングとオリンピックランキングは上位8位までほとんど同じ選手があげられていますが、9位から大幅に選手の名前が変わっています。

それはどうしてでしょうか?

選手たちの出す結果によって変わってくるワールドランキングとは違い、オリンピックランキングは選手たちのプレーレベルにかかわりなく出場できる場合があるのです。

例えば、ワールドランキングの上位を占めている米国プレーヤーたちがいますが、結果が伴っていて、十分世界で通用する腕を持っていても各国から最大4人までしか出場できないという条件があることによってオリンピックに出場する権利さえもらえない選手たちが出てくるわけです。

となると当然その逆パターンもあり、ワールドランキングではかなり下の方にいる選手たちでも、その選手がオリンピック参加国であり、他に該当選手がいなければ出場することが出来るのでオリンピックランキングではワールドランキングよりかなりいい順位を獲得できることになるのです。

なんとも複雑なシステムで頭が痛くなります。ということは、日本女子ツアー賞金女王のイ・ボミ選手もリオ五輪代表争いで頭を抱えることになります。

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彼女の場合もワールドランキングでは18位ですが、おなじ韓国人の強豪選手たちがランキング上位にいるため現在ではオリンピックに出場できませんでした。

ワールドランキングに反映されるポイントが高いツアーへの参加し、結果を出す必要があります。

こうしてみるとリオ五輪でプレーする選手たちの腕のレベルには相当な差が出てくることが予想できますね。

オリンピックのゴルフ競技のルールおさらい!

今回のリオオリンピックのゴルフ競技では、男女共に4日間の日程で戦われます。

ちなみに男子は8月の11~14日、女子は17日~20日(共に現地時間)となっています。

基本的にルールは通常開催されているゴルフの大会と同じで、毎日18ホールを周り、合計72ホールを回ったうえで最もロースコアの人が優勝するというもの。

やはり見る人からしてもこれが一番慣れた方法で簡単ですから、ここは容易に変更することができない基本ルールといえます。

しかしオリンピックならではのルールもあります。それは予選がないこと。

通常であれば初日に規定のスコアを出せなかった人は、予選落ちという形で本戦へ出場ができなくなります。

「あ!注目していたあの選手が本戦に出ていない…今回は予選落ちしちゃったかぁ…」と夜のスポーツニュースを見てガッカリすることも大会によってはあるものです。

しかし今回のリオオリンピック、ゴルフ競技にはその心配はありません。

つまり、誰か応援している人が出場する場合、自動的に4日間を通してその人のプレーをチェックできることが保証されているのです。

多少の能力差があったとしても国の代表に対する敬意を払って最後まで戦わせてくれるこのシステム、ファンにとってもありがたいものかもしれません。

競技が行われるのは個人戦のみ!

ゴルフのワールドカップ、プレジデンツカップなどを通して根強い人気を誇る種目に、ゴルフ団体というものがあります。

例えばワールドカップは、国を代表する二人の選手たち同士によって争われるもので、二人とも球を打ってよい方のスコアを取るベストボールマッチ、そして二人ともが一つのボールを交互に打つフォアサム方式を一日づつ繰り返し、計四日間で行われます。

個人戦とはまた違った戦いになるので、より国別対抗の意味合いが強くなり、見る方にも気合いが入るのですが、実は今回のオリンピックでは行われません。

1904年に行われたセントルイスオリンピックの時には男子個人と団体が行われたのですが、今回は男子個人、そして女子個人だけを行うという1900年パリオリンピックのスタイルが採用されたようです。

一説には、今回は久々のオリンピックでのゴルフ競技開催ということもあり、選手の選考などにおいて団体まで開催する余裕がなかったともいわれています。

個人競技への選手選出方法もかなりの複雑さで、日本代表も最終決定も難航を極めました。

ただもしかしたら、「ゴルフの団体競技を見たかった!」という声が続々寄せられている現状も踏まえると、次回の東京オリンピックの際には個人競技に続いて団体競技も追加されることもあるかもしれませんね!

オリンピックコースはどんなコース?

オリンピックを開催することのメリットの一つは、その都市のインフラがオリンピックに合わせて整備されることです。今回オリンピックが開催されるリオデジャネイロでも、急ピッチでバスの路線、そして新規の電車路線が整備されています。

ちなみに筆者の出身地である札幌も、冬季五輪の開催に合わせて地下鉄や地下通路などの整備が進み、幾年も経た今でもそれが札幌の街づくりの中心となっています。

市民にはとてもありがたい大会だったのです(筆者はまだ生まれてませんでしたが・・・)。

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さて、交通機関だけでなく、大会の関連施設もその後の市民の憩いの場になったり、その地方のスポーツの中心地になったりするものです。

そういう意味で今回のリオ五輪に合わせて新設されるオリンピックゴルフコース、果たしてその後の市民が楽しめる場となるのかどうか、気になるところではないでしょうか。

すべて計算済のコース難易度

プロ大会が開かれるようなゴルフコースは、アマチュアには中々敷居の高い時があります。

値段の話ではなく、難易度の話。

どうしても超えることができない池、アマチュアがやると必ずといっていいほどにハマるバンカー、計算ずくでOBにさせようとしてくる風…。さて、今回のオリンピックコースは、どのような設計になっているのでしょうか。

今回のコースを設計したのはアメリカ人設計士のギル・ハンス氏、そして彼に率いられた合計7人のチームです。

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海沿いに作られたコースなのでやはり風は強く、各ホールもどこから風が来るかを綿密に計算しながらの設計だったそうです。

その反面、オリンピック後に近隣のおじいさんやおばあさんがプレーできるような難易度にも作られているとのこと。いったいどういうことでしょうか。

まず池。どうしても超えられないような大きな池はここにはありません。池は、すべて景観用と割り切って配置されているからです。

そしてバンカーの位置も計算されています。コースによっては、バンカーを狙って打ち込んでいく方が次の一打が優位に働く箇所もあります。ですからおそらくプロの選手たちはその後のアドバンテージを狙ってバンカーに向けて打っていくでしょう。

しかしアマチュアがそういった手段に出ることはありません。

そうです、一本のコースの中に、プロが思い描きやすいラインとアマチュアが楽しめるラインの二通りの正解を作り出したのです。「なんということでしょう!」というおなじみのセリフの一つも言いたくなるような設計です。

日本のゴルフ好きの皆さん、このコースは本当に一見の価値あり!ということで、大会後にリオでゴルフプレイなどいかがでしょうか。

過去の五輪と今回、栄光のメダリストは?

過去三回行われたオリンピックにおけるゴルフ競技ですが、三回通して行われる競技は個人男子だけ、あとは団体が行われたり、個人女子が行われたりとまちまちでした。

ちなみに今回は、1900年パリ以来の個人女子が行われます。

1900年のパリオリンピックの時に優勝者に渡されたのは、なんとメダルではなく芸術作品(なんてパリらしい…)、そして記念の盾。

ですから今のところ、ゴルフの金メダルがあったのは1904年のセントルイスオリンピックだけということになります。

過去に個人で金メダルを取ったのは

この時に個人男子で金メダルを取ったのはカナダ代表として戦っていたジョージ・シーモア・リオンでした。彼はゴルフのプロ選手ではなく、しかも長いキャリアを持っていた人というわけでもありません。

スポーツに関しての万能性をいかんなく発揮していたジョージ・リオンは、若いときには棒高跳びのカナダ記録を作り、その後クリケット、野球、サッカー、テニス、カーリングなどのスポーツで活躍しました。

そんな彼がゴルフを始めたのは38歳になってから。

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彼のゴルフフォームは、野球でいくと大根切りといわれるバッティングに似たようなスタイルでした。

”小麦を大鎌で刈る”とも言われた豪快なフォームでボールを遠くまでかっ飛ばす姿で、すぐにゴルフ界のスターとして人気が出たようです。

ただ、人気者になった理由はゴルフの実力だけではありません。

オリンピックで優勝した時の彼のコメントが、彼の謙虚さを表しています。

「この優勝トロフィーには“世界チャンピオン”という意味があるのは知っている。でも自分は、自分が世界一のゴルファーだと考えるほど愚かではないよ。ただひとまず、自分が最悪なゴルファーではないってことが明らかになったね。僕はこれで十分満足しているよ!」

その人柄もあり、彼の周りにはいつも人が集まっていたそうです。

次のロンドンで行われたオリンピックの時にも彼はもちろん優勝候補でしたが、各国が主張したオリンピックルールを最終的に統一することができず、結局は出場は彼一人ということに。

戦うことなく金メダルを得るという状況に対して彼は、そんなメダルに価値はないと大会を辞退してしまいました。

その時を最後に、オリンピックではゴルフ競技が行われることがなくなってしまったのです。

今回のリオオリンピックでは

今回は男子個人と女子個人が行われ、団体は行われません。

ですからメダルの数は金、銀、銅がそれぞれ男女に一個ずつ、計6個ということになります。

予選落ちなどもなく、出場した選手は最後までメダルを獲得するために戦うことができますので、個人的に注目している選手がメダルを争う姿を最後まで楽しむことができます。

世界でどの国が強いのか?金メダル候補は?

ゴルフは、実はサッカーや野球以上に世界中でまんべんなく楽しまれているスポーツです。

と言ってもやはり道具を一式そろえるのはお金がかかりますので、それなりの収入を持っている人に限られますが…。

しかしプロのランキングを見ると、様々な国籍の人たちがまんべんなく入っているというわけではありません。英才教育の設備が整っていたり、やはりゴルフをするための環境がよかったりということで上位50位にはほとんど先進国の選手たちが入ります。

しかしその中でも、男子ランキングでのアメリカ人選手たちの強さ、そして女子ランキングではお隣の韓国人選手たちも大健闘しています。

ではそれぞれの注目選手たちを見てみましょう。

女子は韓国系ニュージーランド人の話題の彼女!

韓国人選手たちが強い!という話をしておいてなんですが、今回とりあげたいのは韓国出身でニュージーランド国籍を有しているこの人、リディア・コーです。

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なんと彼女、まだ18才なのです。それでも誰が勝つか!?というイギリスでの賭けの対象になっている今回の女子ゴルフで、彼女は一番の低配当となっています。

つまり、みんな彼女が勝つと思っているのです。

プロデビューは2014年で、この年に新人賞を受賞すると翌年にもさらに活躍し、「今年注目の選手」に選出、そして今年は早くも11週連続でトップを守り続けている女子プロ界の新たなスターなのです。

出身国韓国でも、そしてニュージーランドでも金メダルへの期待を背負っているリディア、18才がそのプレッシャーをはねのけてどんな活躍を見せるのか、オリンピックでの彼女のプレーに注目です!

フロリダの天才少女にも注目!

アメリカ合衆国を背負っている女子プロゴールファーと言ったらまさにレクシー・トンプソン選手の顔が思い浮かぶのではないでしょうか。

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ただ彼女、アスリートだけにしておくのはもったいない!と思っている人も沢山います。

彼女の公式ページをみてもモデルなんじゃないかと思うほどの写真がいっぱいです。

なんといっても長身で、宮里藍と並んだ際にはまさに、大人と子供といった感じでした。

そんなトンプソン選手、噂の新パターで数々の大会を制しています。キュアパターと言って大振りで15cmほどの横幅の左右に円柱形の突起が飛び出している何とも異形なパター。

大柄な彼女だからこそ使いこなせるクラブなのかもしれません。

ぜひリオ五輪でもそのパターを使ってる姿を見てみたいものです。

ゴルフ以外ではインスタグラムを使って、お洒落な服を着て街に繰り出す姿を配信したり、バス釣りをしている所など好奇心旺盛で多趣味なところをみせています。

そんなキュートなレクシー!ぜひリオ五輪でファンを騒がしてください!

男子の注目選手もご紹介しようかと思ったのですが、相次ぐ辞退で意気消沈…日本選手に期待しましょう!

リオ五輪に、ゴルフ人気の復活をかける日本ゴルフ界

今、日本のゴルフ界はかなり停滞しているといわれています。

世界的に見ても日本のゴルフ大会のレベルは世界基準から少し劣ると考えられているため、アメリカメジャーと日本の大会ではランキングポイントにも格差が作られます。

日本国内でどれだけ活躍しても世界ランキングがなかなか上がらないのもそのためです。

例えば、日本女子ゴルフの2015年賞金王に輝いた韓国選手、イ・ボミも、世界ランキングでは十位台になってしまうためさらに上位にいる他の韓国人選手とのオリンピック出場争いで劣勢に立たされているのです。

日本と世界の差は?

例えばお隣の韓国。ゴルフでもサッカーでも野球でも、どうしても負けたくない永遠のライバルという存在ですが、とりわけゴルフ競技にかける教育の質をみると、ことゴルフに関してはどうしても差を見せつけられてしまいます。

日本ゴルフ協会の理事会でもやはりこの点はかなり話されているようで、とりわけ韓国のナショナルチームの層の厚さは日本の比ではなく、日本の将来を考えてもかなりの焦りを感じるようです。

6人から10人のナショナルチームを構成する日本に比べ、韓国は100人単位のナショナルチームの準チームがしのぎを削っているのです。

そういった選手たちに対する国の援助も潤沢で、本場のイギリス、そしてアメリカメジャーを制したようなタレントがコーチとして来韓、またそのつながりで海外にも留学する制度が整っています。

しかし残念ながら日本では、まだそこまでの教育プログラムは整備されていません。

今回のオリンピックを利用せよ!

どうしても日本では、ゴルフは年配の方たち、もしくはある程度の収入がある人たちのスポーツというイメージが強く、サッカーや野球といった他のスポーツに比べて敷居が高いように思われています(というよりも今のところ、確かに敷居は高い)。

周りにやっている人がいないと、少年少女たちもそこまで「このスポーツをやりたい!」というモチベーションにもつながってはいきません。

しかし、まずは人々にゴルフに注目してもらうことから始める必要がある!ということで、今回のオリンピックは日本のゴルフ界にとっても正念場という意識が流れています。

だからこそ日本チームのヘッドコーチに日本ゴルフのスターともいえる丸山茂樹氏を招聘し、選手たちの指導はもちろんのこと社会へゴルフの存在をアピールする応援隊長としての役割もお願いしたのでしょう。

そしてその後の東京オリンピックも見据え、今回日本のゴルフ界は韓国同様のサポートを展開しているオーストラリアに援助を求め、強化育成の点でのヒントを得る努力を続けています。

まだまだ成長の余地のある、ゴルフ後進国ともいえる日本。

今回のリオオリンピック、そしてその後の世界での闘いに引き続き注目していきましょう!

日本の出場選手は?

日本からは男子に池田勇太選手と片山晋呉選手、女子は野村敏京選手と大山志保選手が出場します!

最年少で日本ゴルフツアー選手会会長も務めた、ゴルフ男子日本代表の池田勇太選手

正式競技に112年ぶりに五輪復活となったリオデジャネイロ五輪でのゴルフ男子日本代表の一人が池田勇太選手です。

1985年12月生まれの30歳で、プロ転向9年目で記念すべき大会での大舞台となりました。

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「日本オープン」「日本プロ」を20代という若さで制覇したそうで、これは日本で40年ぶりで6人目の快挙だそうです。

30代で迎えるリオデジャネイロ五輪大会でもさらに磨かれた才能が発揮されることが期待される選手です。

「ゆりかご打法」が勝利への鍵?

どんな選手でも一つは得意とする技術があるものですが、池田選手は「ゆりかご打法」と言われているスイングがその特徴だそうです。

あまり聞きなれない名前ですし、ゴルフに詳しくない人にはなかなか分かりにくいかもしれませんが、大きな特徴はクラブヘッドが描くループが大きく、それによって生み出される大きなアークによって高い位置からヘッドが加速して振り下ろされ勢いのついたスライド動作が特徴を持ち、右から左へとゆりかごのような動作をになることから付けられたそうです。

一度動画などで見ると納得できるでしょう。抜群の安定感と言われるこのスイングが池田選手の最大の武器とも言えます。

池田選手を支えるキャディの存在も忘れてはならない!

池田勇太選手の専属キャディとして大切なバックを預かるのが、福田久さんだそうです。

プロゴルファーである尾崎直道さんや倉本昌弘さんのキャディも務めたことのあるプロキャディの方です。

池田選手がジュニア時代に初めて会い、「プロになったら、バッグを担がせてほしい!」という一言があったからなのだそう。

その6年後、池田選手がプロに転向後ツアー本格参戦時からキャディとして支えているそうです。二人の長年の絆はこの五輪でも発揮されるでしょう。

試合一つ一つに向き合う真摯な姿勢

なんと池田選手はリオデジャネイロ五輪直前まで全米プロ大会に出場していたそうです。

それでも”この大会はこの大会”と気を引き締めて語っていたそうです。

大きな大会続きだと緊張感が重なりそうですが、池田選手はその時その時の大会に全集中力を向けて臨むのだそうです。

このプロ意識には本当に驚きですね。高校3年時に「世界ジュニア」「日本ジュニア」の2つのタイトルを獲得してその才能をいち早く世界に見せていた池田勇太選手。

五輪というさらなる世界の舞台で素晴らしいプレーが見られることを期待できますね。

一度聞いたら忘れられない!女子ゴルフ日本代表・野村敏京選手

世界ランク20位代で日本女子ゴルフ界でもトップのランクを誇る野村敏京選手は、112年ぶりに五輪に復活したゴルフ競技の日本代表選手の一人です。

1992年11月生まれの23歳で、日本で生まれて幼少期は横浜市で過ごし、その後韓国移住されたそうです。

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”敏京”と書いて”はるきょう”と読むのが正しいお名前で一度聞いたら忘れられないですね

。米ツアーで優勝を飾る成績をもつ活躍が目覚ましい女子ゴルファーです。

欠点や弱点は練習に打ち込んで克服する、負けず嫌いな性格!

スイングからの飛距離を始め、バーディー率や平均パット数のランクでも上位に組み込む技術の持ち主ですが、小技にまだ難ありな点もあったようです。

武器となる得意分野だけに偏らず、「負けず嫌い!」と本人が語るように、改善点があればすぐに練習を重ね丁寧かつ正確なテクニックになるように仕上げていく努力家でもあります。

「オフは韓国で遊びたい」そうですが、それでもその貴重なオフの時にも、ひたらすら練習に打ち込んだそうです。

実際にその成果はオーストラリア女子オープンでは初勝利につなげるほどの成長を遂げていたそうです!

若くても、自分が決めた通りにやりきる素晴らしいプレーヤーですね。

コミュニケーション面で不安が残る野村選手

5歳までは日本で暮らしていたものの、そのあとは高校卒業まで、母親の故郷韓国に移住した野村選手は日本語があまり話せないそうです。

日本と韓国の2重国籍をもっていたそうですが、22歳までに国籍をどちらかにしなくてはならず、野村選手は日本国籍を取得されたそうです。

その関係上今回のリオデジャネイロ五輪では「日本代表選手枠」での出場となったのですが、日本語が話せないとなると取材やさらには五輪関連のCMなどの起用面でも不安があるそうです。

少しずつ日本語も話せるようになるといいですね!

独立してさらに上を目指す!

野村選手は家族で、このゴルフ競技を頑張っていたそうです。叔父がスイングコーチとキャディーを務め、ツアー同伴にいつも母親がいたそうですが、今は独立しているそうです。

”家族”となるとどうしても甘え等が出てしまいうので、精神面でのさらなる成長を遂げるためにも独立という大きな決断をしたそうです。

ぜひその決断が良い方向に向き、ツアーやメジャーなどでの優勝はもちろん、東京五輪の出場切符もぜひ獲得してほしいですね。

日本チームのヘッドコーチにも注目!

注目できるのは出場選手だけではありません。

男女選手ともども観察し、指導するヘッドコーチ。

鋭い観察力や本人のゴルフの実績も問われるところですが、日本のヘッドコーチにだれを持ってくるかはゴルフ界の中でも大きな話題となっていました。

その待望のヘッドコーチの発表がなされました。豊富な海外ツアー経験のある丸山茂樹選手に任されることに決定しました。

最初は男子選手のみを担当する予定でしたが、女子選手の指導も受け持つということになっています。

丸山コーチってどんな人?

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丸山茂樹コーチも1992年にプロ入りしてから国内ツアー10勝をあげ、世界ゴルフ選手権などでも日本に栄冠をもたらしています。

ゴルフでも素晴らしい功績を残し、日本のゴルフ界に光を差した選手でした。

しかし丸山選手の魅力はそれだけではありません。親しみやすい人柄も彼の幅広い人脈から見ることができます。

選手時代には日本ではマルちゃんと呼ばれて慕われていた丸山コーチですが、海外ではスマイリーとよばれており、丸山コーチの温かい笑顔は国を超えて彼のトレードマークとなっていました。

その笑顔と反対に切れの良い積極的なプレーをすることから“笑顔の暗殺者“と呼ばれていたことも。

人格とプレーの両方共で評価を受けていたことがよくわかります。

フレンドリーな丸山コーチは実際タイガーウッズともプライベートでも遊びにいく中だったり、世界のゴルフ界でもかなりの人脈を持っていることがうかがえます。

実際、ヘッドコーチに就任された感想を聞かれると、丸山コーチは日本勢が好成績を獲得できるように監督としての意気込みを見せました。

とても光栄です!!とはりきってる様子でした。とはいえ、選手たちがあくまでも主役といわんばかりに「ゴルフのヘッドコーチは盛り上げ訳だと思っています。」とコメントし、謙虚な態度をみせました。

とはいえ、選手たちに聞かれた事に的確にこたえる事が出来るように準備に徹底しますというコメントからも読み取れるように、コーチとしての下準備にとても力を入れているようです。

実際に、丸山コーチはそれまでに顔を出したことがないような女子のツアーに出席し、リオ五輪に出場しそうな女子プロゴルファーたちを自分の目で一人一人観察し、それぞれの特徴、得意技、弱点などを見極めていたようです。

オリンピックの前にも選手たちとの交友を深めているところ、実際オリンピックが始まった時落ち着いて試合に臨むことが出来るようにという選手たちへの思いやりが伝わってきますね。

丸山コーチのもとで見守られて、のびのびと選手たちにオリンピックでプレーしてほしいと思います。

ちなみに、丸山コーチ、現在アメリカ在住ということで、オリンピックに関して日本には届かない情報入手などが可能なのかもしれないと思うとまた、笑顔の暗殺者として侮れないコーチになるのかもしれません。

ぜひぜひ日本選手のメダル獲得に期待しましょう!