平昌五輪

平昌パラリンピックスノーボード代表の成田緑夢の家族関係や障害の理由は?

平昌オリンピックが閉幕し、巷ではオリンピック選手達がマスコミに引っ張りだこというフィーバーぶりが続いていますが、3 月9日には平昌パラリンピックが開催されます。

日本選手団が参加する競技は次の5つになります。

・アルペンスキー
・クロスカントリースキー
・バイアスロン
・アイスホッケー
・スノーボード

オリンピックではスケート競技において有望種目が多いのですが、パラリンピックではスキー競技が強く、アルペン、クロスカントリースキーにおいてはメダリストを輩出しています。

日本代表初出場のスノーボードで注目の成田緑夢

さて今回注目したいのがソチ五輪から新たに加わったスノーボードです。

今回日本は初参戦ですが、いきなりメダル有望種目との前評判を得ているそうです。

それはある選手の存在があるからです。

その名は成田緑夢(ナリタグリム)選手。この個性ある名前の選手、どこかで聞いたことがあるのかもしれません。

そう、あの父親の熱血指導で有名な「成田3兄弟」の末っ子で成田童夢さん、今井メロさんの弟です。

父親の熱血指導はいわゆる昔ながらのスパルタ方式で、しかも五輪は出て当たり前というプレッシャーの中、成田童夢さん、今井メロさんはトリノオリンピックのスノーボード・ハーフパイプの選手として代表に選出されました。

しかし父親の教育・指導方針は彼らとの軋轢を生み、決して良好とはいえなかったようです。

今井メロさんにおいては元々「成田夢露」として活動していましたがトリノオリンピック前年でのスポンサー契約を機に父親から独立し、離婚した母親の旧姓を引き継いで「今井メロ」に改名した程でした。

ちなみに成田家の家族構成は成田3兄弟以外にも次男成田流星さんがいるのですが、彼はスノーボードとは縁のない一般の方で離婚した母親が引き取ったともいわれています。

現在成田童夢さんは主にイベントプロデューサーとして、今井メロさんは2人の子供を養うシングルマザーとして芸能界で活躍しています。

その中でも末っ子の成田緑夢選手は2013年に初出場したスノーボード・ハーフパイプの世界ジュニア大会でいきなり優勝する等将来を渇望されていました。

しかし練習中の致命的な怪我がオリンピックを断念する結果となったのです。

左足切断の危機からの復活とは?

意外に知られていませんが彼はトランポリンでも日本代表に選ばれる程の実力の持ち主でした。

これは父親の独自の練習法でスノーボードでの空中での姿勢や感覚を磨くために取り入れていたようです。

しかしたまたま誤って着地してしまい、左膝の前十字靭帯、後十字靭帯断裂に加え半月板の損傷。

切断こそまぬがれましたが『腓骨神経まひ』、つまり左膝からの下の感覚を失う障害が残ってしまいました。

ちなみにスノーボードはつま先側のエッジを使うフロントサイドのターンとかかと側のエッジを使うバックサイドのターンを交互に行って滑るため、左膝から下が麻痺した状態ではかなりのハンディを背負うのです。

普通なら競技をあきらめていたでしょう。しかし彼は違いました。

退院から半年も経たないうちにスキーを再開し、そしてウェイクボードの大会でいきなり優勝します。

そこから色々な方々から、障害者も含めて沢山の励ましのメッセージを受け、スポーツをする上での本当の意義を見出します。

オリンピックは駄目になったがパラリンピックがある。

怪我する前の頃はオリンピック出場はあくまで成田家の中の夢に過ぎませんでした。

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しかしパラリンピックで結果を残せば同じく障害や怪我でスポーツを断念せざるを得なくなったアスリート達に夢や希望を与えられるのではないかという動機が彼を突き動かしたのです。

その後の彼の活躍振りは目覚しいものがありました。まずはいきなり陸上の走り高跳びでリオ・パラリンピックを目指しました。

しかし残念ながら成績不足で間に合わず、そこから本格的にスノーボードを再開します。

そして昨年はスノーボードワールドカップでクロス部門、バンクドスラローム部門で優勝する等結果を残し、文句なしの実績を買われ平昌パラリンピックの日本代表に選出されたのです。

今回の選出が決まり、成田童夢さん、今井メロさんはどう思っているか聞いてみたいですね。

噂では3人の兄弟間は、未だ微妙な葛藤が残っていると言われているようですが、3人の共通点はやはりスノーボード。

今回の平昌パラリンピックで成田緑夢選手の活躍を願わないなんてことはないと思いますね。

成田緑夢選手は走り高跳びを現在も続けていて、日本パラ陸上選手権で2位に入っていることです。

これは2年後の東京パラリンピックに選出される可能性も十分秘めているといえるでしょう。

彼の障害スポーツにおける情熱には頭が下がるばかりです。

こういった背景を知ると、パラリンピックを見る目が変わってきますね。まずは彼の得意種目であるスノーボードでの活躍に期待しましょう。