平昌五輪

フィギュアスケート五輪日本代表選考基準と選出方法をわかりやすく解説

来年2月に開催される平昌オリンピックまで、いよいよあと2ヶ月となりました。

フィギュアスケートの日本の出場枠は、男子シングルが3、女子シングルが2、アイスダンスが1となっています。

ペアは残念ながら出場枠を獲得できませんでしたが、アイスダンスが出場枠を獲得しましたので団体戦は参加可能となりました。

今回は、オリンピック代表選出方法や選考基準などを確認し、現時点で誰が代表に選ばれそうかを予想していきます!

平昌オリンピック日本代表選手になる3つの条件

平昌オリンピックに日本代表選手として参加するためには、フィギュアスケートでは3つの出場条件が定められています。

1.日本国籍を有しオリンピック前年の7月1日までに15歳に達していること。

つまりオリンピック前年の6月30日時点で15歳になっていないと代表にはなれません。

2.全日本選手権までにミニマムスコアを獲得していること

「ミニマムスコア」とは、国際スケート連盟が定める、オリンピック出場のための最低技術点のことです。

3.最終選考会である全日本選手権への参加

しかし今回は、日本スケート連盟が発表した選考基準の但し書き中に下記のような内容の文言があります。

「過去に世界選手権3位以内に入賞した実績がある選手は、けが等のやむを得ない理由で全日本選手権へ参加できなかった場合、不参加となったけが等の事情の発生前における同選手の成績を選考基準に照らして評価し、大会時の状態を見通しつつ、選考することがある。」

この内容はソチオリンピックの時にはありませんでした。

たらればですが、この内容の文言がソチオリンピックの時にあれば、当時ケガをしていた高橋大輔選手は2013年の全日本選手権に無理して出場せずとも、オリンピック代表に選ばれていました。

そしてソチオリンピックでももっといいパフォーマンスが出来ていたのではないでしょうか。

今回このような内容の文言が入れられたのは羽生結弦選手と宇野昌磨選手のためですね。

日本スケート連盟としても、メダルを獲る可能性の高いこの二人はどうしてでも万全の状態でオリンピックに派遣したいですからね。

代表選出方法と選考基準

2017年6月23日に日本スケート連盟は東京都内で理事会を開き、平昌オリンピックフィギュアスケート代表選考基準を発表しました。

選考基準は下記の通りです。

男子シングル(3人)の選考基準

1.全日本選手権優勝者

2.以下のいずれかを満たす者から総合的に判断して1名選考する。

A)全日本選手権2位、3位の選手

B)グランプリファイナル出場者上位2名

3.以下のいずれかを満たす者から総合的に判断して、1、2で選考された選手を含め3名に達するまで選考する。

A)2のA)又は B)に該当し、2の選考から漏れた選手

B)全日本選手権終了時点でのワールドスタンディング(世界ランキング)上位3名

C)全日本選手権終了時点でのシーズンワールドランキング上位3名

D)全日本選手権終了時点でのシーズンベストスコア上位3名

女子シングル(2人)の選考基準

1.全日本選手権優勝者

2.以下のいずれかを満たす者から総合的に判断して、1で選考された選手を含め2名

に達するまで選考する。

A)全日本選手権2位、3位の選手

B)グランプリファイナル出場者上位2名

C)全日本選手権終了時点でのワールドスタンディング(世界ランキング)上位3名

D)全日本選手権終了時点でのシーズンワールドランキング上位3名

E)全日本選手権終了時点でのシーズンベストスコア上位3名

ペア・アイスダンスの選考基準

以下のいずれかを満たす者から総合的に判断して選考する。

A)全日本選手権最上位組

B)全日本選手権終了時点でのワールドスタンディング(世界ランキング)最上位組

C)全日本選手権終了時点でのシーズンワールドランキング最上位組

D)全日本選手権終了時点でのシーズンベストスコアの最上位組

平昌オリンピックの代表候補

では代表選出方法を選考基準と照らし合わせながら見ていきたいと思います。

男子シングルの代表候補

現時点で平昌オリンピックの代表候補に名前の挙がっている選手は

・羽生結弦
・宇野昌磨
・田中刑事
・無良崇人
・村上大介

・日野龍樹
・友野一希

この中の選手から選出される可能性が高いです。

まず男子シングルの1人目は全日本選手権優勝選手です。

例年、優勝選手は選出されていますので、全日本選手権で優勝すれば必ずオリンピック代表に選出されます。

次に男子シングルの2人目は、全日本選手権2位、3位の選手とグランプリファイナル上位2名です。

現時点で該当するのはグランプリファイナルに出場が決定している宇野選手のみですね。

最後に男子シングル3人目は、2人目の選考から漏れた選手と、現時点で次のランキングを総合的に判断して選考されます。

・ワールドスタンディング(世界ランキング)上位3名(羽生、宇野、田中の順)
・シーズンワールドランキング上位3名(宇野、羽生、田中の順)
・シーズンベストスコア上位3名(宇野、羽生、田中の順)

女子シングルの代表候補

現時点で平昌オリンピックの代表候補に名前の挙がっている選手は

・樋口新葉
・宮原知子
・三原舞依
・本郷理華
・坂本花織

・本田真凛

この中の選手から選出される可能性が高いです。

まず女子シングルの1人目も全日本選手権優勝選手です。

次に女子シングルの2人目は、全日本選手権2位、3位の選手と現時点で次のランキングを総合的に判断して選考されます。

・グランプリファイナル上位2名(樋口、宮原の順)
・ワールドスタンディング(世界ランキング)上位3名(宮原、本郷、三原の順)
・シーズンワールドランキング上位3名(坂本、樋口、三原の順)
・シーズンベストスコア上位3名(樋口、宮原、坂本の順)
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ペアの代表候補

ペアは、全日本選手権ではおそらく須藤澄玲/フランシス・ブードロ=オデ組の優勝が予想されます。

しかし、フランシス・ブードロ=オデ選手が日本国籍を持っていないので、オリンピックの出場資格がありません。

須崎海羽/木原龍一組か高橋成美/柴田嶺組が団体戦に出場するのではないでしょうか。

アイスダンスの代表候補

アイスダンスは、全日本選手権優勝はおそらく村元哉中/クリス・リード組です。

クリス・リード選手は日本国籍を持っていますので、日本代表としてオリンピック出場が可能なのでこの組で決まりですね。

ソチオリンピックの選考基準との大きな違いは、シーズンワールドランキングも選考基準に入ったことです。

これまでは、ワールドスタンディング(世界ランキング)だけでしたが、ワールドスタンディングは3シーズン分の成績で決まるので、今シーズンシニアに上がった選手は不利です。

そこを改善すべく今シーズンの成績だけでランキングされる、シーズンワールドランキングが採用されたようです。

若手の選手も頑張って欲しいですね!

平昌オリンピック代表独自予想!

ここまで選考基準や選出方法を見てきましたが、これを元に現時点でのオリンピック代表予想をします!

男子シングル代表予想は3人目が混沌

男子シングルはハッキリ言いまして、羽生選手と宇野選手は何があっても必ず選ばれるでしょう!

この二人を選ばずして誰を選ぶというのでしょうか。

問題なのは3人目の選考です。選考基準を見ると田中選手がやはり少し有利だと思います。

田中選手のライバルは無良選手、村上選手、日野選手、友野選手あたりだと思います。

この中でもダークホースは友野選手です。シニアに上がったばかりですが勢いがあります。

村上選手が欠場となり代替選手で出場したNHK杯では、フリーでウエストサイドストーリーを滑り、観客を完全に味方につけていました。

全日本選手権で再び素晴らしい演技をすればジャッジはかなりの点数を出してくるのではないでしょうか。

しかしながら、田中選手もノーミスに近い演技をした場合は田中選手に軍配が上がります。

当サイトでは平昌オリンピック男子シングル代表選手は

・羽生結弦
・宇野昌磨
・田中刑事

この3人が選ばれる可能性が一番高いと予想します。

女子シングル代表予想は決定的?

女子シングルは、樋口選手と宮原選手が選考レースでは頭一つ抜けています。

現時点ではグランプリファイナル出場は日本からは樋口選手と宮原選手だけですし、この2人は選考基準内でも該当している項目が一番多いです。

ケガからの復帰戦のNHK杯を観戦した時は正直なところ、宮原選手より三原選手の方が選ばれる可能性が高いと思っていました。

しかしそのあと、スケートアメリカで素晴らしい演技を披露してくれ優勝を飾りました。

それまで私は浅田真央選手の「蝶々夫人」が頭から離れませんでしたが、スケートアメリカでは宮原選手は見事に「宮原知子の蝶々夫人」を演じ切りました。

当サイトでは平昌オリンピック女子シングル代表選手は

・樋口新葉 
・宮原知子

この2人が選ばれる可能性が一番高いと予想します。

まとめ

フィギュアスケート五輪日本代表の選出基準と選考方法をまとめてみましたが、次のことがわかりました。

・平昌オリンピックの出場枠は男子シングルが3枠、女子シングルは2枠、アイスダンスが1枠
・代表候補になるための1つ目の条件は日本国籍を有しオリンピック前年の7月1日までに15歳に達していること
・代表候補になるための2つ目の条件は全日本選手権までにミニマムスコアを獲得していること
・代表候補になるための3つ目の条件は最終選考会である全日本選手権への参加であったが、ケガなどの理由で不参加の場合は考慮されるよう緩和された
・五輪代表選手の選考基準は全日本選手権、グランプリファイナル出場者、各種ワールドランキングやシーズンベストスコア等による総合的判断で決まる
・ペアは出場枠がないが、団体戦で出場する
・アイスダンスは国内無敵の村元哉中/クリス・リード組が出場予定
・男子シングルの代表選手予想は羽生結弦、宇野昌磨、田中刑事
・女子シングルの代表選手予想は樋口新葉、宮原知子

選考基準の中にシーズンワールドランキングが新たに採用されたことによって、若手の選手にもチャンスが与えられました。

全日本選手権は基本的には参加必須ですが、過去に世界選手権3位以内に入ったことがある選手はケガ等のやむを得ない事情で不参加の場合は、選考される可能性があります。

当サイトの代表独自予想は、男子シングルは羽生、宇野、田中です。女子シングルは樋口、宮原です。

しかし枠取りに貢献した三原が選ばれなければすごく悲しいです(涙)。

ペアは須崎/木原組、アイスダンスは村元/リード組です。

もう全日本選手権まで1カ月を切っています。どの選手も悔いのないベストな演技ができるよう祈ってやみません!