平昌五輪

フィギュアスケートのスピンの種類と難易度の得点の違いをわかりやすく

フィギュアスケートのオリンピック代表が決まり、平昌オリンピック開幕も迫ってきました。

フィギュアスケートの華であるスピンはたくさんのバリエーションがあり目を引きますね。

スピンの種類や難易度を知っていれば、より観戦が楽しくなるでしょう。

スピンの種類と採点方法をわかりやすく解説していきます!

スピンの基本は4種類

スピンの種類は大きく分けて4種類あります。

・アップライトスピン・・まっすぐに直立した状態で回る
・シットスピン・・しゃがんだ状態で回る
・キャメルスピン・・上体と片足を氷と平行の位置に保ってT字型になって回る
・レイバックスピン・・アップライトの応用で、仰向けに沿った状態で回る

上の3つが基本姿勢です。

それにレイバックスピンを加えたこの4つのスピンが国際スケート連盟の定めたスピンの要素とされています。

基本姿勢にバリエーションを加えることで名前が変わります。

スピンはプログラムに最大3回まで入れることができます。

単一姿勢でのスピンとコンビネーションスピン、フライング(飛び上がってから)してから入ります。

スクラッチスピン

アップライトスピンの姿勢で、軸足にフリーレッグを交差させて高速回転をするスピンです。

シットスピン

しゃがんで腰を下ろしフリーレッグを前に伸ばした姿勢で行います。

ドーナツスピン

キャメルスピンのバリエーションです。

キャメルスピンからフリーレッグを持ち、上から見たらドーナツのように円形になっているスピンです。中野友加里選手が得意でした。

レイバックスピン

アップライトスピンの姿勢で、上体を仰向けに反らします。

フリーレッグを手でつかんでいれば、キャッチフットレイバックスピンです。

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スピンの採点方法とレベル要件

スピンの得点はレベル別の基礎点+GOE(出来栄え点)で決まります。

レベル1からレベル4に判定されます。

スピンの技ごとにレベル別で基礎点が定められています。

レベルを得るための要件の特徴をいくつ満たしたかによって難度レベルが変わります。

レベル1は1個、レベル2は2個、レベル3は3個、レベル4は4個満たしています。レベル4が最高得点となります。

レベル要件

1) 難しいバリエーション
2) ジャンプにより行われる足換え
3) スピンの中で足を換えずに行われるジャンプ
4) 足を換えずに行われる難しい姿勢変更
5) スピンへの難しい入り方
6) シット姿勢またはキャメル姿勢,レイバック姿勢,ビールマン姿勢での明確なエッジの変更
7) 足換え後の足で3 基本姿勢すべてを行う
8) シット姿勢またはキャメル姿勢でのただちに続けて行う両方向のスピン
9) キャメル姿勢,シット姿勢,レイバック姿勢,ビールマン姿勢での明確な回転速度の増加
10) 姿勢/バリエーション,足,エッジを変更せずに少なくとも8回転
11) フライングスピン/フライングエントランススピンにおけるフライングエントリーの難しいバリエーション

レイバックスピンに対する追加的な特徴項目12) バックからサイドまたはその反対への1 回の明確な姿勢変更.それぞれの姿勢で少なくとも2 回転ずつ(ほかのスピンの一部分としてレイバックスピンが行われた場合も数える)

13) レイバックスピンからのビールマン姿勢(SPはレイバックスピンで8 回転してから)

※1)スピン姿勢の難しいバリエーションとは、身体の部分すなわち脚、腕、手、頭などの動きが大きな肉体的強さや柔軟性を要し、体幹部のバランスに影響を与えるものである。これらのバリエーションだけがレベルを上げる。

スピンのレベル別基礎点の例

下記のように技ごとに基礎点が決まっています。

アップライトスピン(単一姿勢のスピン・足替えなし)
レベル1  1.2点
レベル2  1.5点
レベル3  1.9点
レベル4  2.4点
フライングアップライトスピン
レベル1  1.7点
レベル2  2.0点
レベル3  2.4点
レベル4  2.9点

スピンのGOE採点ガイドライン

GOEは+3から3までの7段階で評価します。

しかしそのままの数字が点数になるわけではありません。

下記の点数が得られます。

スピンのGOE評価と得点
+3・・1.5点
+2・・1.0点
+1・・0.5点1・・-0.3点
2・・-0.6点
3・・-0.9点

プラス評価の項目

+1は2項目、+2は4項目、+3は6項目またはそれ以上です。

1) スピン中の回転速度あるいは回転速度の増加が十分
2) すばやくスピンの軸をとることができる
3) 全ての姿勢でのバランスのとれた回転数
4) 規定回転数を明らかに超えた回転
5) 良い,力強い姿勢(フライングスピンの場合には高さ,空中/着氷姿勢を含む)
6) 独創的でオリジナリティがある
7) 全局面でのコントロールが十分
8) 音楽構造に要素が合っている

マイナス評価の項目

エラーに対する引き下げは次の通りです

・転倒・・-3
・両手がタッチダウン(氷に手が着く)・・-2
・フリーフット又は片手がタッチダウン(氷に手が着く)・・-1から-2
・フライングが劣る・・-1から-3
・フライングスピンでの正しくない踏切、着氷・・-1から-2
・軸の流れ・・-1から-3
・拙劣な/ぎこちない、美しさを損ねる姿勢・・-1から-3
・回転速度が遅い、遅くなる・・-1から-3
・足替えが拙劣・・-1から-3
・必須回転数に満たない・・-1から-2
・足替えスピンにおいて回転数のバランスが取れていない・・-1

例えば、アップライトスピンがレベル4判定でGOEが+2の場合は、2.4+1.0=3.4で3.4点がスピンの得点となります。

とてもたくさん項目があり覚えていられないので、見るポイントとしては、回転速度が速い、回転軸がしっかりしている、スピン姿勢が綺麗の3点くらいを見ておけばよいのではないでしょうか。